鏡開きとは慶事にあたって縁起の良くない言葉・物騒な言葉は慎むことから
「鏡開き」と呼ばれています。具体的な手順や、盛り上げ方(掛け声)をしっかり押さえておきましょう。
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パーティや結婚式で「鏡開き」というものを行うときがあります。「鏡を開く」と書くわけですが、実際に鏡台を開く風習ではありません。
どんな風習かといいますと…
1.お正月に神棚や仏前に供えた鏡餅をおろし、お雑煮や汁粉に入れて食べること。
2.パーティーや祝宴などで、酒樽の蓋を木槌でわって開けること。
とあります。
結婚式などで行われる鏡開きは、2のほうです。これに関するお話をしていきたいと思います。
さて、酒樽の蓋を割るのだから、「鏡割り」でもいいと思う方は大勢入ると思います。実際、私もその一人ですし。酒樽の蓋を「割る」のに、なぜ「鏡開き」なのでしょうか?
そもそも、酒樽を割るというのは、結婚式や慶事などが主な舞台になります。日本では、古来から慶事にあたって、縁起の良くない言葉、物騒な言葉は慎む文化を持っています。この場合、結婚式などで「割る」「切る」などはふさわしくない言葉とされており、「鏡割り」といいたいところをあえて「鏡開き」と言い換えているわけです。
では、次に具体的な手順や、盛り上げ方などをみていきたいと思います。流れとしては、わりと簡単ですので、誰でもできてしまうかもしれません。
まずは、酒樽を安定した場所に置き、立縄を解きます。そして、蓋(鏡といいます。これを開くので、鏡開きといいます)をタオルや布巾などでよく拭いておきます。その後、木槌で蓋の詮の部分を叩き、続いて蓋の後部を叩きます。この段階で、準備が完了しましたので、あとは主催者や実際に割る人にバトンタッチします。
鏡開きのときに注意すべき点は、立縄や酒樽の周りのワラのようなもの(コモというそうです)を「切らない」ということです。慶事の席ですので、「切る」といった作業は縁起が悪く避けるべきですので、できる限り解いたり、巻き取るようにするのがポイントです。また、鏡開きの服装は、正式にはきまたや白足袋、ハチマキにハッピとされていますが、ハッピ、ハチマキ、前掛けだけでも十分ですので、あまり正式ないでたちにこだわる必要はなさそうです。
結婚式などの中での鏡開きの準備もある程度整いました。ここからが本番、ともいえるわけですが、本番は酒樽の蓋を思いっきり叩き割るだけですので、そこまで難しい手順はありません。
ただし、お酒が飛び散るので、会場を借りている場合などは、事前の承諾が必要ですし、宴が終わればある程度片付けるようにするのがよいでしょう。
結婚式などで鏡開きをする時は、多少大げさでもよいので、できる限りオーバーアクションにしますこれによって、豪快さがより一層引き立ち、迫力のある演出となります。また、結婚式では、この蓋を先に取り外しておき、酒樽にぷかぷかと浮かべて、それを形式的に叩く、といったバージョンもあります。これは、あくまで形だけの演出ですが、このときも出きるだけオーバーアクションに振舞うと、より一層の迫力が楽しめます。
さて、鏡開きの後ですが、酒樽なわけですから、当然中身はお酒です。このお酒は、結婚式に出席したゲストのみなさんに振舞うのが慣わしです。
この際に、升などについで振舞うわけですが、小さい柄杓だと、どうしても時間がかかってしまい、まごついてしまいます。そこで、柄杓は大きなものを使って、手早くついでゆくのがよいでしょう。あるいは、鏡開きの前に、中身のお酒を出しておく、という手もあるかもしれません。このあたりは創意工夫が物を言いますので、是非いろいろと研究してみてください。
また、鏡開きの時の人数も、3〜4人ほど確保しておくと作業がスムーズにいきます。ただ、あまり人数が多すぎると、かえってまごついてしまうので、3人〜4人くらいが妥当といえます。
鏡開きで割ってしまった蓋ですが、これは寄せ書きや落書きなどをしてもよいでしょう。そうする事で思い出に残り、また、楽しいひと時が堪能できるのです。もしどうしてもお酒が残ってしまったら、ゲストのみなさんにお土産として持って帰ってもらうのもよいかもしれません。もし、「お酒があまりそうだな…」と思ったときは、あらかじめ小瓶などを用意しておくとよいでしょう。
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